こんにちは、まろんです。
- 県庁(地方上級)ってどんな仕事だろう
- 地方上級の勉強方法が知りたい
- 二次試験の情報はあまり出回っていないのでどうするのだろうと不安に思う
今回はそんな人たちに参考になるような記事にしたいです。
地方公務員(地方上級)とは
地方公務員とは、地方の機関(都道府県庁・市町村)で働く公務員をいいます。また、県庁や市役所の職員だけでなく、警察官や消防官といった公安系職種のほとんどは地方公務員に含まれます。
全国で270万人以上が地方公務員として働いています。公務員全体の約8割が地方公務員です。国家公務員は約2割しかいません。
https://90r.jp/chihou.html
地方公務員はご存知の通り、県庁や市役所で働いている人たちを指します。
公務員といえば、と聞かれて真っ先に思いつくような身近な存在ですね。
職種も行政職の場合、地方上級、地方中級、地方初級、市役所上級など様々なものがあります。
例えば地方上級は県庁や政令指定都市で働いている人たちのことを指し、地方公務員の中では最も上位の試験種となります。
他にも地方初級は高卒の人が受ける試験であったりと試験区分ごとに採用試験が別れています。
なお、ここでは主に地方上級について書いていきます。
仕事内容
地方公務員は県庁や市役所で働きますが、その仕事内容は配属部署により様々です。
たとえば市役所の場合、
- 市民課
- 土木課
- 社会福祉課
- 労務課
- 会計課
- 人事課
など書ききれないほど様々な課があり、その中でさらにさらに細分化された部署が存在します。
ですから公務員の仕事は一概にこう、ということは難しいです。
多くの場合、これらの課や部署を数年単位でぐるぐるとローテーションしていきます。
地方公務員は残業が多い?
公務員は定時帰りというイメージがありますが、実際は違います。
最近は人員削減で現場の人数が足りていないところも多く、普通に残業があります。
部署によっては午前様というのも珍しくありません。
例えば会計課や生活保護課などに配属されると忙殺されることになります。
ただし、出先機関はかなり暇で定時帰りがデフォとなっているところも多いです。
公務員になると暇な部署→忙しい部署→めちゃくちゃ忙しい部署→暇な部署→・・・みたいなジョブローテーションになることが多い印象です。
転勤は?
県庁の場合は同じ県内なら何処へでも飛ばされることになります。
北海道などは大変ですね(汗)
とはいえ、よっぽど転居が必要なところに飛ばされるというのは少ないです。
市役所は当然市内にしか飛ばされないので通勤距離は短くしたいという人におすすめといえます。
離職率は?
意外に思われるかもしれませんが、印象としてはそこまで離職率は高くないです。
実際、地方公務員全体でみると離職率は5%もないでしょう。
とはいえ、若手の離職率は若干高いのも事実です。
やはり就職したけど思ったのと違ったと思う人も一定数いるのでしょう。
それでもそこまで離職率は高くないのを考えるとなんだかんだで満足している人が多いのではないかな〜、と。
地方上級採用試験の概要
地方上級採用試験は大きく一次試験と二次試験に分かれます。
一次試験は筆記試験です。
県庁の場合、教養試験と専門試験の2つが課せられます。
政令指定都市は自治体によっても異なりますが教養試験だけで受けられるところもあります。
二次試験では主に面接が課せられます。
また、自治体によって二次試験で教養論文やグループディスカッションが課されるところもあります。
一次試験対策
まずは一次試験対策からです。
教養試験
文章理解
数的処理(数的推理・判断推理・資料解釈)
知識分野
専門試験
法律(憲法・民法・行政法・労働法・刑法)
経済学
二次試験対策
僕が受けた某県庁は一次試験の結果を最終合格の判断に引き継ぐところでしたので、一次の結果がよければそのまま逃げ切ることも可能なところでした。
しかし、多くの自治体では一次試験の点数をリセットしますので採用されるかどうかはこの二次試験にかかってきます。僕の場合、県庁は一次試験、教養論文、面接がそれぞれ別日程だったため、それぞれについてある程度余裕をもって臨むことができました。
教養論文
教養論文については本番前にこちらの参考書を熟読しました。
こちらの参考書は公務員試験に出そうなテーマなどが書いてあります。
が私はそんなものに興味はなく、巻末にある過去数年間で自分が受ける県庁でどんな問題が出されたのかを読んでそれについて考えるということを行いました。
あとは原稿用紙の使い方の確認と文章構成について簡単に確認しておきました。
それだけでも十分有用でした。
そんなやり方でも本番では特に困ることはありませんでした。
グループディスカッション
自治体の中にはグループディスカッションを行うところもあります。
十分注意しましょう。
面接
地方上級を受ける人の中には面接を恐ろしく思っている人もいるでしょう。
現実問題として、近年公務員試験は(特に地方公務員)人物重視にシフトしてきていますので非常に重要です。
対策としては予備校などで面接練習を受けることが最も効果的です。
何回か練習すると自然にできるようになります。
また、僕はそれに加えて面接・官庁訪問の秘伝をよんで対策していました。
こちらの本は公務員試験の面接でよく聞かれる質問内容とその具体的な受け答えの方法が書かれており、非常に重宝しました。
また、初めて受験するときによくわからない面接カードの書き方なども載っていて個人的にすごくおすすめできる本です。
年度版だけど、最新のモノを買わないといけないの?
どうせ毎年同じことが書かれていますのでamazonや楽天で安く買ってしまうのがいいでしょう。
まとめ
地方上級は一次を突破すればあとは面接勝負です。
自治体によっては一次試験は足切りにしか使わないところもあるようです。
教養論文は配点も低いですし、余裕があれば対策するというくらいでしょうか。
面接に関して、私は民間で面接を受けまくっていたことから正直あまり苦戦はしませんでした。
公務員の面接は民間大手のそれに比べると大分緩いです。
時間も短いですし、鋭い質問も深堀も答えに窮するような難しい質問が飛んでくることはありませんでした。
ですから必要以上に怖がることなく、しっかり対策して臨めばおのずといい結果になると思います
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