みなさん、リスニングの勉強はどうしているでしょうか?
TOEICのスコアを上げなくちゃいけないんだけど、どうしてもリスニングがネックになって・・・、という人は多いんですよね。
かくいう僕もリスニングが苦手で苦手でしょうがなく、加えて1日のうち、TOEICにかけられる時間もあまりありませんでしたのでとても困っていました。
そんな人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は僕がTOEICで800点を取った時のリスニング勉強法を紹介したいと思います。
この記事の対象者
- リスニングが苦手な人
- リスニングの勉強の仕方がわからないという人
- TOEICで800点を超えたい人
- TOEICにかける時間が少ない人
実はTOEICはリスニングの方がスコアを伸ばしやすい
TOEICを勉強しようとする人はリスニングから先に勉強するほうがいいということを聞いたことがあるのではないでしょうか?
その理由はリスニングのほうが短期間でスコアが上がりやすいからなんです。
リスニングに苦手意識を持っている人からすると驚いてしまいますよね。
- TOEICのスコア算出方法
- 日本の英語教育
の二つが原因だったりします。
TOEICのスコア算出方法
TOEICのスコアってどうやって算出されるかご存じでしょうか?
単純な素点、つまり100問中10問正解したら10点、80問正解したら80点などというものではなくて、自分の正解数と周りの受験者の正解数や正解した設問などを比較して統計処理した結果算出されます。
極端な話、マークシートを一つも塗らないで出したとしても0点にはならないのがTOEICだったりするんですね。
ここでは難しい統計処理の話はどうでもよくて、大事なのはその結果です。
実は、TOEICはその統計処理をする結果、全く同じ実力ならリーディングよりもリスニングのほうが高スコアが出やすいということはご存知でしたか?
日本の英語教育
また、中学高校と英語を勉強してきたみなさんならご存知だと思うが、日本の英語教育ではあまりリスニングというものに力を入れていない。
だからみんなあまりリスニングができないのだ。
逆にリーディングはなんだかんだでみんなやってきているからこれまたなんだかんだでみんな正解率が高かったりする。
だからさっさとスコアを上げたいのならリスニングを先に勉強しよう
勘のするどいみなさんならお気づきでしょう。
TOEICのスコアが自分の出来と周りの出来を比較して統計処理するもの。
リーディングは周りのみんなも正解率が高いことが多いのでスコアは上がりにくく、また、リスニングは周りの正解率が低いことが多いので結果としてスコアが上がりやすいのです。
つまり自分の実力が同じように伸びるのだとしたらリスニングのほうが早く、そして大きくスコアを伸ばすことが可能となります。
そもそもリスニングにトレーニングが必要なのか
そもそも論としてリスニングにトレーニングなんて必要なのでしょうか。
例えば帰国子女だったり、英語が母国語の人なら必要ないわけです。
そんなトレーニングなんてしなくても普通に聞き取れるわけですから。
ですが「普通の日本人」である私たちは彼らのように英語をスラスラ聞き取ることはできません。
私たちと彼らとの違いは何でしょう。
それは「リスニング力」の違いにあります。
そして私たちは少しでも彼らに近づくためにはこの「リスニング力」を鍛える必要があります。
なんでリスニング対策に公式問題集を使うの?
これを知らなきゃやる気半減ですからね。
実は公式問題集でリスニングを勉強すると
- 本番と同じスピーカーでトレーニングできる
- 本番と同程度の質の問題を解くことができる
- お話のパターンを習得できる
の3つが理由として挙げられます。
それぞれ説明すると
本番と同じスピーカーでトレーニングできる
これって本当に大事なこと。
公式問題集で勉強する8割がこの理由だったりします。
TOEICには何人もスピーカーがいるんですけどそのなかにはめちゃくちゃ癖の強い人たちがいます。
で、本番でいきなりその人たちがしゃべっているのを聞くと割とパニックになる(笑)
でも逆に普段から公式問題集でトレーニングしていると、ああ~、またあなたね、って聞き分けられる余裕が生まれることになります。
ここまで余裕なら本番でもすいすい聞き取ることができるというわけです。
仮にリスニング力がまったく同じで公式問題集を普段から使っている人といない人どちらが有利かは火を見るよりも明らか。だったら最初から公式問題集を使おうよ、って話です。
本番と同程度の質の問題を解くことができる
これも大事。
市販のほかの問題集もいいものはあったりするんだけど、やっぱり本物にはかなわないですね。
中には見た目だけ真似ただけの質の悪い問題集もあったりします。
そういった問題は今のTOEICとは傾向が外れていて効果的な対策にはならなかったりするものまである。
とりわけ、新傾向に変わってからまだそこまで時間が経っていないからなおさら。
市販の質のいい問題集を解けば確かに実力が上がるけど、数も多いし、どれがいいのか素人目にはわからない。
それにもし仮に評判のいい問題集だったとしてもそれがあなたに合う教材かどうかはわからない。
それなら最初から公式問題集を(以下略)
お話のパターンを習得できる
リスニングでいうと主にpart3、4が該当します。
TOEICで流れるスクリプトはだいたいいつもおんなじような話の流れだったりするんですね。
ラジオ放送だったり、ある企業の記者会見だったり、何かの商品の宣伝だったり。
で、公式問題集を3冊くらいやっておくと大体のパターンは網羅できちゃうんです。
ある程度習熟するとはいはい、またこのパターンね、みたいな感じになってきます。
そこまでいけばスコアも飛躍的に上がっていることでしょう。
公式問題集を使ったリスニング勉強法
ではここから公式問題集を使った具体的な勉強法について解説していきます。
大まかな勉強方法としては次の通りです。
- まずは普通に問題を解く。そのあと答え合わせ
- 解説は読まずにもう一度時間無制限で解いていく
- 解説の熟読 なぜ間違えたのか、その原因を洗い出す
- スクリプトの品詞分解、わからない単語、表現の暗記
- スクリプトの音読
- 音声を聞きながらあとに続いて音読
普通に問題を解いて答え合わせ
ここは別段書くことはありません。
普通にリスニングの音源を聞いて解いていってもらえればそれでいいです。
解き終わったらどれくらいできているのか気になるだろうし○つけをしてもらってもかまわない。もちろん○つけしなくても構いません。
とにかくここでは解説さえ読まなければOK。
どれくらいできたかもここではさして重要ではありません。
解説は読まずにもう一度時間無制限で解く
リスニングではここの段階が本当に大事。
あえて時間制限は設けなくていいからとにかく何度も何度も聞き込みます。
そしてここはわかる、ここはわからない、聞き取れないというところを明確にしておきましょう。
なんならここでディクテーションしてもいいくらいです。
ここでの目的は自分の弱点をあぶりだすこと。
自分にはなにが聞き取れて何が聞き取れないのか、それをひたすら判別していく。
逆にここを疎かにすると自分の弱点が分からずに解説を漫然と読むことになり効果が半減してしまいます。
そうすると効率的に勉強を進めることが難しくなってしまうので面倒に感じてもここはしっかりと時間をとってやってもらいたいです。
そして、もうこれ以上はムリ、ってところまで聞き込んだ時にはじめて解説を読みましょう。
解説の熟読
ここでは間違えた問題を中心に見ていきます。
一体何が原因で間違えてしまったのかをよく確認しておきましょう。
もっともリスニングの場合だと、聞き取れてさえいれば基本的には正解していることが多いのでここで確認するのはしらない単語や表現を把握しておくことくらいです。
その点が本文が読めていても設問文のひっかけに引っかかったり、時間が足りなくて解き切れなかったりするリーディングの場合と違う点。
スクリプトの品詞分解、単語、表現の暗記
これはこの後にやる音読のための準備段階です。
とにかく品詞分解や単語などの確認、暗記を通してスクリプトの意味内容の理解を深めていってほしいです。
スクリプトの音読
リスニングをするのにわざわざ音読するの?って疑問に思う人もいるかもしれません。
でもこれも大事なこと。
解説を読まずに無制限で聞き込みをしてもらった時に自分の弱点が分かったはず。
自分が聞き取れなかったところとか、単語がわからなかったところとか。
今度はその自分の弱点をスクリプトで確認しながらじっくり音読していきます。
ここでなんで音源を流さないのかっていうと、音源を流しちゃうとスクリプト自体に集中することができなくなっちゃうから。
ここでは自分の弱点を地の文で確認してもらうことが目的だから、音源をいれるとそれの邪魔になります。
とはいえここは好みの分かれるところだから別に構わないという人は別に音源を聞きながらでもいいです。
音源を聞きながら後に続いて音読
これもそれぞれやり方はいろいろあります。
リピーティングだったりリテンションだったり、シャドーイングだったり。
これは正直自分のやりやすいもので構いません。
ここまでの段階でしっかりスクリプトの内容を把握できていればどのトレーニングをしたとしても効果があるからです。
ここでトレーニングという言葉を使いました。
この段階での目的はみなさんお待ちかねの「リスニング力」を鍛えるためなんです。
「リスニング力」を鍛えるとは
よくTOEIC、それも特にpart3,4ではリスニング力を鍛えないといけないっていうのは聞いたことがあるかもしれないですね。
そのリスニング力を鍛えるには自分が何回も何回も聞いたり読んだりして内容を把握しているものを使ってトレーニングするのが効果的。
巷で言われる聞き流すだけでいい教材を聞いても効果が得ずらいのにはこういった理由があります。
そしてこれまでで散々強調してきたことだけどTOEIC対策なら公式問題集の音源に勝るものはありません。
本番でも聞くものでトレーニングできればそれが一番効率的でしょう。
だからこれを使って徹底的に耳に馴染ませちゃおう、ってわけです。
ここに書いたように勉強してもらえればTOEICのリスニングなんて怖くもなんともなくなります。
具体的なトレーニング法1:オーバーラッピング
オーバーラッピングって何?
オーバーラッピングというのは英文スクリプトを見ながら音声を聞き、その後に続いて発音するトレーニングのことです。
シャドーイングは英文スクリプトを見ずに音声を聞き、発音することです。
また、ディクテーションは聞き取った音声を書き取るトレーニング方法です。
なんでオーバーラッピングなの?
トレーニングをするうえで、なんでオーバーラッピングを推すのかというと初中級者にとって一番とっつきやすいからです。
例えばTOEIC対策としてよく紹介されているシャドーイングは確かにちゃんとできれば有効なトレーニング法ではあるのですが、初中級者だと難しすぎて挫折してしまいます。
またディクテーションについても、初中級者の場合だと書き取るときに単語が分からなかったり、スペルがわからかったりでリスニング力を鍛える以前のレベルだったりします。
(初中級者の人なら聞き取れてもスペルが分からない単語をカタカナで書いていくというやり方でも効果は出るとは思いますが)
その点、オーバーラッピングなら英文スクリプトを見ながらできますので初中級者のひとでも安心してトレーニングすることができます。
オーバーラッピングの注意点
オーバーラッピングのやり方はそう難しいものではなく、ふつうにスクリプトをみて、音声に従って発音していくだけです。
ただいくつか注意点があります。
この注意点を押さえておかないとトレーニング効果が半減されてしまいますから注意してください。
スクリプトの意味、内容を把握しておく
トレーニングを行うスクリプトの内容を日本語訳などを参考にしてきちんと把握しておいてください。
意味が分かっていない英文を読んだところで、ただお経を唱えているようなものでリスニング力向上にはなりません。
わからない単語や表現があったらきちんと暗記しておくなど、トレーニングのために事前に準備しておきましょう。
自分の声より音量を大きくしておく
意外に失念しがちなのがこれ。
せっかく音声を流していても、自分の声でその音声がかき消されてしまってはリスニングのトレーニングとして成り立ちません。
スクリプトを読んでいる分、音声が聞こえていなくても発音できてしまうというオーバーラッピングの弱点があったりしますね。
この点、シャドーイングなら聞こえてくる音声だけを頼りにせざるを得ない分、このような問題は起こりえませんね。
今なら公式のリスニングトレーニング本もあります
具体的なトレーニング法2:ディクテーション
ディクテーションとは
リスニングの有効なトレーニング、2つ目はディクテーションです。
ディクテーションはある一定の長さの英文を聞き取り、それを紙に書き起こしていくというものになります。
正確なスペルと文構造を瞬時に把握することが必要なことから同時通訳を目指す方などは積極的に採用したいトレーニング方法です。
ディクテーションをすることでリエゾンなどは当然のこと、a やthe といった冠詞に至るまですべて正確に聞き取ることができるようになります。
それだけには及ばず話されている会話で使われているすべての単語を瞬間的に把握し、完璧に書き取ることを目標にします。
圧倒的な語彙力が前提にあることは当然といえます。
TOEIC初中級者の語彙、リスニング力ではディクテーションは難しい
同時通訳を目指している人と比べるとリスニングスコアで400点以下のTOEIC初中級者の実力は相当劣るなんてものではありません。
リスニングで300点が取れていない人の場合、TOEIC受験に必要な語彙すら把握していません。
当然リスニングはほとんどなんて言っているか聞き取れないでしょう。
300点以上350点以下の人も語彙に関してはまだ不安が残ります。
リスニングもせいぜい半分強くらい聞き取れていれば十分というレベルでしょう。
350点以上400点以下の人は語彙はとりあえずなんとかわかっているかとは思います。
リスニング力に関してはパート2はたまに聞き逃すこともあるでしょう。パート3、4になると問題によってはボロボロということになると思います。
それくらいのレベルの人ではとてもではありませんがディクテーションをトレーニングに取り入れることは難しいかと思います。
まったく無理、とまではいいませんがわからないところが多すぎて効率的とはいえないでしょう。
初中級者にはカタカナディクテーションがおすすめ!
そんなTOEIC初中級者の人でもできるトレーニング法がカタカナディクテーションというものです。
これは読んで字のごとく、聞き取れた音声をカタカナでもなんでもいいのでとにかくメモしておくというものになります。
完全な文章を書き取る必要はなく、聞き取れたものだけメモっていくことが大事です。
もちろんスペルがわかるなら書いてもいいですが、無理しなくてもいいです。
カタカナディクテーションの目的とは
このディクテーションの目的は自分が聞き取れないものをあぶり出すためという点にあります。
ですから正確なスペルや文章を書く必要がありません。
それじゃあ実力アップにならないじゃないかという人もいるかもしれませんが、その通りです。
自分のわからない、聞き取れないところを炙り出すことができたら、あとはそこを集中的に聞き込んだり、オーバーラッピングしたりして聞き取れるようにトレーニングしていくだけです。
つまりカタカナディクテーションとはそれ単体で行うトレーニングというわけではなくて、いまの自分のリスニング力をチェックするための方法、ということになります。
とはいえ、出題範囲が限られているTOEICの場合、自分ができないところを一つ一つつぶしていくのがかなり有効な対策と言えるので、自分の弱点を知ることができるという点ではとても有意義なものです。
とくにパート2は一つ一つの文章が短く、またある意味でパート3,4よりも正確な聞き取りを要求されることがありますので、カタカナディクテーションとは非常に相性がいいと言っていいと思います。
パート別トレーニング法:part1
特徴
写真が載っていてその特徴が描写された選択肢を選ぶという形式です。
パート1はTOEICのなかでももっとも簡単なパートといえます。
目標点にかかわらずここはできれば満点を取ってもらいたいところです。
設問数もたった6問しかありません。
ですからパート1にあまり時間を割くのは得策ではありません。
トレーニング方法
まずは普通に解きます
解き終わってもすぐ回答を見たりせず、納得のいくまで解きなおします。
これ以上は聞いても仕方がないというところまで聞いたら答え合わせをします。
それからディクテーションをします
ディクテーションとは聞いている音源を文字に書き起こすトレーニングになります。
スペルは適当でもいいです。
とにかく聞き取れた音をカタカナでもいいので書き取ります。
ディクテーションの目的は自分が聞き取れない箇所の確認をするためです。
問題を解くときにある程度聞き込んでいるはずなのでそこまで時間もかからずにできるかと思います。
しかし、それでも聞き取れない単語や表現は自分の苦手な箇所だということになります。
それを聞き取れるようにするために今度は音読をします
音読をすることで聞き取れない音を自分のものにすることができます。
パート1の内容ならだいたい10回くらい音読すれば十分でしょう。
最後にまた音源を聞きます
最初に比べると格段に聞こえるようになっているのではないでしょうか?
一字一句正確に聞き取れるようになっていれば次の問題に進みます。
仮に聞き取れなかった場合はもう何回か音読をしてまた音源を聞きなおします。
とにかく聞こえない箇所(自分の苦手箇所)をなくすということに注力してください。
パート別トレーニング法:part2
特徴
話し手に対して適切な応答を選ぶ応答問題になります。
選択肢はTOEICのなかで唯一3つだけという特徴をもっています。
また、パート1同様、選択肢は問題用紙に記述されていません。
話し手と設問の両方を聞かなければならない点ではある意味リスニングパートの中でもっとも集中力が必要とされているかもしれません。
設問は新形式になってから25問に減りました。
トレーニング方法
基本はパート1と変わりません。
まずは納得のいくまで解きなおし、これ以上聞いても仕方のないところまで聞き込んだら答え合わせをします。
それからディクテーション、音読をやっていきます。
パート別トレーニング法:part3
特徴
2人、または3人による会話を聞き、それについて4つの選択肢から答えを選択する形式になっています。
一つの文章につき設問は3つずつあり、全部で13問あります。
新形式では全部で39個も設問があり、TOEIC全体でも約2割を占めている大変重要なパートになりました。
会話の内容としては、機械の調子が悪いだの、新商品の発表についての相談だの、ある程度出てくる話題が決まっています。
これをうまく抑えられるかどうかがこのパートの高得点をとるカギになってきます。
トレーニング方法
普通に問題を解く
まずは普通に問題を解いていきます。
ここではまだ答え合わせをしません。
納得いくまで何度も解き続ける
これ以上聞いても仕方がないというところまで聞き込みます。
どうしてもこれ以上聞いてもしょうがないというところまで聞いたら、そこで初めて答え合わせをします。
スクリプトの日本語訳、本文を熟読する
正解不正解にかかわらずスクリプトを精読します。
英語が苦手な人は先に日本語訳を読んでからにしてもいいでしょう。
意味が頭に入るまで音読
ここで音源に合わせて一緒に発音するオーバーラッピングやシャドーイングをしてもいいのですが、英語が苦手な人にはさすがにハードルが高いと思います。
それにスクリプト本文の意味がまだ曖昧でしょうから、まずは自分のペースで数回音読してみることが必要です。
ここでの目的は英語を返り読みせず読むことで実際にリスニング音声が流れてきても対応できるように訓練することにあります。
音源に合わせてオーバーラッピング
自分で音読して、ある程度慣れてきたらオーバーラッピングに挑戦してみましょう。
これは音源の後に続いて発音してみるというものです。
英語が苦手な人は音源に続いて発音しようとしても音源が早すぎてついていけないということもあるかもしれません。
そんな時は音源のスピードをアプリなどで0.9倍にするなどして各自工夫してみてください。
私のおすすめはwalkmanですね!
音質もいいですし、再生速度を自由に変えられるうえに語学学習モードで簡単に音源をトリミングすることができるなどTOEICに限らず語学学習でとても重宝しています。
とはいえ、機種によっては再生速度を変えられなかったり、語学学習モードが付いていなかったりするので注意が必要です。
おススメの機種はこちらになります。
こちらの機種は語学学習機能はもちろん、再生速度も自由に操作できるのでリスニング対策にぴったりです。
私も長年愛用しています(笑)
最新の型ではありませんが、walkmanのなかでは一番のおすすめです。
オーバーラッピングができるようになったらシャドーイングにも挑戦してみるとさらにリスニング力が向上するかと思います。
パート別トレーニング法:part4
特徴
パート4は一人のナレーターがひたすら話をして、それにまつわる4つの選択肢から正しいものを一つ選択するというものです。
パート3との違いはナレーターの数が一人か複数人かという点です。
また、中級者くらいになると、ある人はパート3のほうが、またある人はパート4のほうが得意になったりすることもあるなど人によって相性が出てくるパートでもあります。
中級者の人が上級者に上がるためにはどうしてもこのパートを攻略しなくてはなりません。
そのためには、パート4に出てきやすい話の流れのパターンを押さえておく必要があります。
加えて、パターンがある程度共通しているので、パート以上に先読みが重要になってきます。
先読みをしておくことで、この問題はどのような問題パターンかを把握してそれに沿って聞いていけばある程度安定した点数を取ることができるパートだからです。
トレーニング方法
普通に問題を解く
まずは普通に問題を解いていきます。
ここではまだ答え合わせをしません。
納得いくまで何度も解き続ける
これ以上聞いても仕方がないというところまで聞き込みます。
どうしてもこれ以上聞いてもしょうがないというところまで聞いたら、そこで初めて答え合わせをします。
スクリプトの日本語訳、本文を熟読する
正解不正解にかかわらずスクリプトを精読します。
英語が苦手な人は先に日本語訳を読んでからにしてもいいでしょう。
意味が頭に入るまで音読
ここで音源に合わせて一緒に発音するオーバーラッピングやシャドーイングをしてもいいのですが、英語が苦手な人にはさすがにハードルが高いと思います。
それにスクリプト本文の意味がまだ曖昧でしょうから、まずは自分のペースで数回音読してみることが必要です。
ここでの目的は英語を返り読みせず読むことで実際にリスニング音声が流れてきても対応できるように訓練することにあります。
もちろん選択肢もきちんと音読しておきましょう。
こうすることで先読みの訓練にもなります。
音源に合わせてオーバーラッピング
自分で音読して、ある程度慣れてきたらオーバーラッピングに挑戦してみましょう。
これは音源の後に続いて発音してみるというものです。
英語が苦手な人は音源に続いて発音しようとしても音源が早すぎてついていけないということもあるかもしれません。
そんな時は音源のスピードをアプリなどで0.9倍にするなどして各自工夫してみてください。
オーバーラッピングができるようになったらシャドーイングにも挑戦してみるとさらにリスニング力が向上するかと思います。
その他おすすめ教材・商品
TOEICのリスニング対策をする上で公式問題集以外におすすめしたい教材や商品を紹介します。
究極のゼミpart2&1とは
対象者
- パート2が苦手な人
- パート2を解くためのテクニックを学びたい人
- とにかくリスニングが苦手な人
- TOEIC500~700点くらいの人
大まかな特徴
- 問題のパターンごとに章立てがされている
- 章ごとに解き方やコツが会話形式で解説されている
- 巻末についているミニ模試で自分の弱点を知ることができる
- スコア別にリスニングの勉強の仕方についてアドバイスが載っている。
- パート1対策にもなる
使用目的
- パート2を解くためのテクニックを学ぶ
- 苦手分野を炙り出す
- リスニングの勉強のとっかかりにする
メリット
薄くてすぐに1周できる
この参考書の1つ目のメリットはこれ。
究極のゼミシリーズは見た目が分厚いものが多いのだが、これはけっこう薄い。
だからやり始めるにしても威圧感もなく進めることができる。
パート1編も併せても全部でわずか11章しかないので1日1章ずつ進めていっても11日で終わる計算だ。
何回も復習することができる。
1章を終えるのに時間があまりかからない
これは忙しくて1日の勉強時間があまりとれない人にとって朗報だ。
1章あたりだいたい20~30分くらいでできてしまう。
また全部で11章しかないことを考えれば時間のある人ならば1日2日程度で1周することができるともいえる。
パート2を解くテクニックがふんだんに盛り込まれている
wh節がきたらyes,noがつく選択肢は間違い、会話部分と似たような発音の単語が含まれている選択肢は間違い、みたいなテクニックが紹介されている。
TOEIC中級者、上級者にとっては当たり前のようなこれらのテクニックも案外初心者は知らないものだ。
そしてこれらのテクニックを体系的に学べるのがこの参考書の強みであったりする。
初心者、リスニングが苦手な人にもとっつきやすい
これはほかの究極ゼミシリーズにも言えることだが苦手な人でも取っ組みやすいように随所に工夫がなされている。
その代表的なところが平易な会話体の説明だ。
教師と3人の生徒が会話して一つ一つのテクニックを学んでいくという形式で構成されており、堅苦しい説明がない分、難しすぎて挫折してしまうリスクが大幅に減少している。
巻末にはミニ模試もついている
巻末にはこの参考書で学んだテクニックを生かして解くことができる模試も用意されている。
このミニ模試で自分の弱点部分を炙り出したらそこの部分を集中的に復習するという使い方をすることができるだろう。
また、中級者以上なら最初からミニ模試を解いて自分の弱点になっている箇所が解説してある章を読めば時間の節約にもなる。
デメリット
パート1対策が薄い
この参考書はその名の通りパート1対策も載っている。
パート1は問題数も少ないことだしそこまで対策に時間をかけたくはないだろう。
とはいえパート1に関してはたったの2章しかないのでこれだけでどうにかなるかと言えば微妙かもしれない。
究極のゼミpart3&4とは
対象者
- パート3,4が苦手な人
- リスニングが苦手な人
- 新形式で追加された図表問題などの対策をしたい人
大まかな特徴
- 問題のパターンごとに章立てがされている
- 章ごとに解き方やコツが会話形式で解説されている
- 巻末についているミニ模試で自分の弱点を知ることができる
- スコア別にリスニングの勉強の仕方についてアドバイスが載っている。
使用目的
- パート3、4の苦手意識を克服する。
- 新形式の図表問題などの攻略法を学ぶ
- パート3,4を解くためのテクニックを学ぶ。
メリット
パート3編は問題形式ごとの章立てになっている
パート3編は「詳細に関する問題」や「理由・意図に関する設問」などというように問題形式ごとに章が組み立てられている。
自分の苦手な設問形式に絞って演習することもできる。
特にTOEIC受験者が苦手にしがちな詳細に関する問題は複数の章立てがなされるなど手厚く扱っていて好感がもてる。
パート4編は問題文のパターンごとに章立てされている
パート4が苦手だという人の多くは問題ごとのパターンが把握できていないことが多い。
TOEICには電話メッセージやアナウンスなどのパターンがある。
そしてそれらは一定の話の展開をする。
例えばアナウンスならまず呼びかけがあり、それから目的・概要を伝える。そして詳細を伝え、最後に締めくくるという流れだ。
アナウンスの中でもラジオアナウンスの場合だと最後に自分のラジオのアプリをダウンロードしろ、とか毎日聞くように、みたいな宣伝も入ったりする。
このようなある種テンプレみたいなものを知っている方が聞き取る際には有利だ。
そしてこのテンプレを体系的に学ぶことができる。
初心者、リスニングが苦手な人にもとっつきやすい
苦手な人でも取っ組みやすいように随所に工夫がなされている。
その代表的なところが平易な会話体の説明だ。
教師と3人の生徒が会話して一つ一つのテクニックを学んでいくという形式で構成されており、堅苦しい説明がない分、難しすぎて挫折してしまうリスクが大幅に減少している。
巻末にはミニ模試もついている
巻末にはこの参考書で学んだテクニックを生かして解くことができる模試も用意されている。
このミニ模試で自分の弱点部分を炙り出したらそこの部分を集中的に復習するという使い方をすることができるだろう。
また、中級者以上なら最初からミニ模試を解いて自分の弱点になっている箇所が解説してある章を読めば時間の節約にもなる。
デメリット
分厚い
見た目が割とごつい(笑)
同じリスニングを扱っている「究極のゼミpart2&1」と比較するとなおさらだ。
見た目で圧倒されてやる気をそがれる可能性は否めない。
というより私個人が分厚い参考書を見ると萎えてしまうだけなのだが(苦笑)
とはいえやり始めてしまえばそこまで文章量が多いわけではないし思ったほど分量が多いわけではないことがわかるだろう。
ウォークマン Sシリーズ
パート3対策でも紹介しましたが、やはりwalkmanはいいので再び紹介します。
walkmanは音質もいいですし、再生速度を自由に変えられるうえに語学学習モードで簡単に音源をトリミングすることができるなどTOEICに限らず語学学習でとても重宝しています。
とはいえ、機種によっては再生速度を変えられなかったり、語学学習モードが付いていなかったりするので注意が必要です。
おススメの機種はこちらになります。
こちらの機種は語学学習機能はもちろん、再生速度も自由に操作できるのでリスニング対策にぴったりです。
私も長年愛用しています(笑)
最新の型ではありませんが、walkmanのなかでは一番のおすすめです。
まとめ
この記事に書いてある通りにトレーニングをすればTOEICでもハイスコアを取ることができるでしょう。
リスニングは苦手な人も多いですがリーディングよりもスコアを伸ばしやすく、時間のないひとの場合はいっそのことリスニングだけに集中するというのも一つの手だったりします。
リスニングトレーニングを重ねて是非ともハイスコアを取ってみましょう!
TOEIC対策について気になる方はこちら
コメントを残す