こんにちは、元国家公務員ブロガーのまろんです!
いつも当ブログをご覧いただき感謝しております。ありがとうございます!
今回は公務員試験対策は予備校がいいのか独学がいいのか、というお話です。
このようなお悩みをお持ちではありませんか?
この記事ではこのようなお悩みを解決します。
- 公務員試験の勉強は予備校か独学かどちらがいいか
- 予備校のメリットデメリット
- 独学で勉強する時に気をつけるポイント
本記事を書いている私は
- 文学部出身で教養試験も専門試験も知識ほぼゼロからスタート
- 民間と併願していたので時間がない中、独学で勉強しながらも受験した公務員試験全てに合格した
という結果を出していますので記事の信頼性の担保になるかな、と思います。
公務員試験は予備校か独学かどちらがいいの?
費用はかかってもメリットが非常に大きいので予備校が絶対おすすめ!
私自身は独学で公務員試験の勉強をしていたのですが、だからこそ予備校に通うことをおすすめします。
というのも独学したもののかなり苦労した上、予備校に通えば独学では得られない非常に大きなメリットがあるということを痛感したからです。
実際、私の元の職場でも大多数が予備校派で独学派はわずかでした。
以下ではどうして予備校がいいのかという点と、もし独学するならば気をつけておいたほうがいい点について解説していきます。
独学で合格した私が予備校をおすすめする4つの理由【メリット】
【メリット1】カリキュラムがしっかりしているので余計なことを考えることなく時間を節約できる
独学で勉強する際、次のようなことで悩んだり考えたりします。
- どこを受験するのか、どの科目を重点的に勉強するのか戦略を練る
- 自分の実力をUPしてくれる良質な参考書、問題集を調査する
- 自分のやり方が本当にあっているのか不安になる
公務員試験はただでさえ科目数も多く試験本番までの期間も短いので時間は非常に大切です。
予備校なら合格までの道筋がはっきりとしたカリキュラム、教材が作成されているので他にも何かやったほうがいいのではないか、他にいい教材があるのではないかなどと余計なことを考える時間を省くことができます。
というのも大手予備校ならカリキュラムの質も一定水準確保されていますので安心して取り組むことができるからです。
つまり基本的にはそのカリキュラムを淡々とこなしていけば合格できるようになっているので余計なことに手を出す時間を節約してその分の時間を勉強時間に当てることができるというわけです。
これが独学だと自分が日々こなす教材も自分で決めていかなくてはならず、自分に合った教材を探すだけで大きなタイムロスになります。
もちろん自分で好きな教材を選択することができるというのも独学の醍醐味の一つです。
しかし、せっかく予備校が合格するのに最適化されたカリキュラムを提供してくれているのですからそのレールに乗ってみるほうが貴重な時間を浪費することもなく勉強に取り組むことができるでしょう。
【メリット2】受験情報を自動的に仕入れることができ手間が省ける
公務員試験は情報戦だと言われます。
そしてそうした情報をいちいち自分で集めるのは正直骨が折れますし、時間の無駄です。
例えば
- 〇〇市役所は何月何日から願書の受付を開始するぞ、という受験情報
- 「過去問500」(という過去問です)は直前期に志望先の傾向をチェックするために使うのがいいぞ、というような教材の使い方
- ××県庁の集団討論ではこんなテーマが出されるぞ、という試験対策に直結する情報
などは〇〇市役所や××県庁を受けようとしているのなら絶対に知っておかないといけない情報でしょう。
予備校に在籍していれば公務員試験に必須の有益な情報を半自動的に仕入れることができ、情報収拾の手間を大きく省くことができます。
結果として勉強に当てることができる時間が増えます。
もちろん今の時代、ネットで検索すればそうした情報も仕入れることはできますが自分でやるとなると意外に手間ですし、情報収拾は正直キリがありません。
情報収集している間は自分の学力が伸びているわけではないので時間の無駄だと思います。
しかも、独力で調べるだけでは情報の漏れがあります。
私としても条件面で納得のいくものだったので知っていれば受験したかったですし、私の情報収拾不足が原因なのですが結局知らなかったために受験機会すら与えられませんでした。
ところが予備校に通っている友達によればその求人は周知の事実だったようで、予備校に在籍しておけばよかったと思ったものでした。
このように予備校に在籍しておけば自分の代わりに予備校の人が情報収拾してくれて自分の手間と時間を節約してくれる上、網羅的な情報を提供してくれるのです。
【メリット3】適切な面接対策ができる
最近の公務員試験の傾向としてとにかく面接重視だという点が挙げられます。
昔ならともかく、今は公務員試験といえども面接対策なしでは合格もおぼつきません。
例えば
- 名古屋市(行政一般)の場合:一次の教養試験の配点は600点/二次の面接試験の配点は教養試験の3倍にあたる1800点。
- 国立大学法人の場合:筆記試験はただの足切りにしか使われなくて個別の機関が実施する面接が100%の配点
ここまで配点に差があると面接での失敗を一次の得点で挽回するというのは困難でしょう(国立大学法人に至っては面接が100%)
私もそうだったのですが独学をしている人が一番見落としがちなのが一次の筆記試験を突破した後の二次面接の対策です。
仮に一次試験を突破したとしても面接が突破できなければ内定をもらうことはできません。
ですから公務員受験生といえども面接対策をしっかりやっておく必要があるのです。
その点、予備校なら志望先に合わせた面接対策を行ってくれます。
志望先によって聞かれる内容が微妙に異なっていたり、特徴があったりするのでそうした情報を元に適切に面接対策を行ってくれるというのは心強いですね。
特に集団討論対策は複数人いないとできないので独学だと絶対に対策できない難しい試験です。
私も公務員試験の面接対策ができずに本番前に非常に焦りました。
こうした面接対策だけでも予備校に通うメリットはあるでしょう。
【メリット4】勉強時間を確保できる、勉強しようという強制力が働く
独学だと勉強をしようと思ってもついついだれてしまうことがありますよね。
予備校ならお金を払っているので勿体無いのでやらなくては、という強制力が働きます。
また、自宅で勉強できない人でも予備校の自習室にいけばいやでも机に向かうことになり勉強するようになります。
予備校では定期的に講義があるので講義後に自習室に直行する習慣をつければ自動的に勉強時間を確保することができるのです。
この強制的に勉強時間を確保するというのが結構馬鹿にならないです。
私の場合、独学時、様々な誘惑や気分の波、他の予定などが入ってなかなか固定の勉強時間を確保することが難しかったです(人によるのかもしれませんが)
その点、予備校なら講義がありますのでその前後で勉強時間を確保することもでき、結果として安定的に勉強を続けることができます。
さらに独学ではモチベーションが低下した時に回復させる手段を自分で用意しなければなりませんが予備校ならお金を払ってしまっているのでそれを取り返すためになんとかモチベーションを維持することができることが多いようです。
予備校のデメリット
デメリットはズバリ、費用がかかること
予備校のデメリットはやはり費用がかかることでしょう。
予備校代は地方上級や国家一般職などの講座を受ける場合は30万円前後、警察や消防などの講座を受ける場合は20万円前後の額がかかり、決して安くはありません。
こうした額から予備校にしようか独学にしようか迷われている方も多いでしょう。
しかしながら実際に公務員になればこうした予備校代は初年度のボーナスで十分回収できる上、お釣りまできます。
それに公務員として一生稼ぐ額を考えれば予備校代が一時的にかかるとしてもはっきり言って安いのではないでしょうか?
予備校代を投資だとするならば自分が公務員になって得られるリターンからして非常にコスパがいい投資でしょう。
これほどコスパのいい投資はそうそう無いように思えます。
それでも独学を選ぶならここに気をつけよう
情報は欠かさず仕入れよう
試験の応募日程や受験できる機関、自治体の調査などは入念にしておきましょう。
独学の場合、私のように情報収拾を怠ったために受験できる機会自体がなくなってしまったという事態だけは避けなければいけません。
もちろん情報収拾ばかりやって肝心の勉強がおろそかになるということはもっと避けなければなりませんが。
できるだけモチベーションを維持できるように気をつけよう
独学は常に孤独とダレとの戦いです。
そして科目数が多い公務員試験の場合、必然的に勉強期間が長期間に及びます。
となるとほぼ必然的に途中でダレてモチベーションが低下します。
その時にモチベーションを維持、ないし回復させる手段を用意しておく必要があります。
例えば
- 日々の生活の中で勉強時間を確実に確保しておいてモチベーションに関係なく強制的に勉強する仕組みづくりをする
- 勉強しなければいけない環境に自分を追い込む
など工夫が必要です
予備校以外で面接対策をしてくれるところを探す
独学でもっとも苦労するのが面接対策がうまくできないことです。
特に集団討論の練習は複数人必要ですのでとても苦労するでしょう。
大学に通われている方は就職相談室を利用する、社会人の方はハローワークを利用するなど各自工夫が必要です。
とはいえ、予備校ほど志望先の情報を抱えていて適切な対策ができるところも無いのが現実です。
勉強方法・おすすめの問題集が知りたい場合はこちら
まとめ
- 私は予備校を選択することをおすすめする
- 【メリット1】カリキュラムがしっかりしているので余計なことを考えることなく時間を節約できる
- 【メリット2】受験情報を自動的に仕入れることができ手間が省ける
- 【メリット3】適切な面接対策ができる
- 【メリット4】勉強時間を確保できる、勉強しようという強制力が働く
- デメリットとしては費用がかかること。ただし、自分が公務員になれた時に初年度のボーナスで予備校代は賄うことができ、その後の長い公務員人生のなかで稼ぐことができる額を考えるとコスパはいい
- 独学する場合次の点に注意する
- 情報は欠かさず仕入れよう
- できるだけモチベーションを維持できるように気をつけよう
- 予備校以外で面接対策をしてくれるところを探す
以上です。
今回も貴重なお時間の中で文章をご覧いただき本当にありがとうございました!
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