こんにちは、まろんです。
国家公務員採用試験(総合職・一般職)に最終合格したら官庁訪問が控えています。
ですが、この官庁訪問、建前上は「官庁に自己PRする場」となっていますが、選考は既に個別説明会の段階で一通り終わっており、特に採用人数の少ない人気地方出先機関では枠が埋まっていることも多々あります。
また、個別説明会で「こいつはいらん」と判断されると官庁訪問で門前払いを食らってしまうこともあります。
今日はそんな鬼畜染みた官庁訪問について語っていこうと思います。
なお、私自身は民間の就職も並行してやっていた影響もあり、総合職は受けておりませんが、大体の流れは同じだと思っていただいてかまいません。
最終合格前後から内々定までの大まかな流れ
- 一次試験
- 二次試験(人事院面接)
- 官庁合同説明会
- 個別説明会
- 官庁訪問
- 採用面接
国家公務員の採用フローは大まかに言ってこのような形で進みます。
国家総合職にせよ一般職にせよ、一次試験後に人事院面接が行われます。
そしてその人事院面接と前後する形で官庁合同説明会というものが開催されます。
そしてこれが終わると次は個別説明会が始まり、官庁訪問、そこから採用面接へと進んでいきます。
民間とそんなに変わらないのね。
合同説明会があって、個別説明会があって、面接に進むって感じ。
そうだね。でもそれぞれの段階で気を付けないといけないことがあるからそれについて語っていくよ。
官庁合同説明会
合同説明会とはその名の通り官庁や機関が一か所に集まって開催される説明会のことです。
ここでは選考は行われないからこそ、純粋に聞きたいことを質問をすることができます。
個別説明会でがっつり選考を行う機関の場合、業務説明をしてもらえる最後の機会がこの合同説明会となります。
その他にも合同説明会だけでパンフレットを配る機関や、出席を取る機関もあります。
官庁合同説明会っていく必要あるの?
結論からいうと行けたら行った方がいい、ってことになるね。そこで出席を取っている官庁もあるし。個別説明会や官庁訪問でも合同説明会は行きましたか?って聞かれたところもあったよ。
あれ、でもまろんさんはめんどくさがって行ってなかったんじゃ・・・
うん、だから「合同説明会に行きましたか?」って聞かれたら「はい、もちろん行きました!」って答えてた。
どうせバレないし(笑)
えぇ~・・・
個別(業務)説明会
個別説明会は2種類あります。
一つ目は普通の業務説明会です。
これは選考もなにも行われずに普通に業務を説明して終わりという読んで字のごとくの業務説明会です。
二つ目は最初からがっつり選考しているパターンです。
業務説明会という建前で志願者を呼び寄せ、いきなり面接するというだまし討ちをしてくる禄でもない官庁もあります。
それぞれについてもう少し詳しく説明します。
パターン1.普通の業務説明会
代表的な例では農政局や検疫などが当てはまります。
不人気で採用人数も少ないところがこのパターンに多い印象ですね。
また、本省もこの傾向にあると思われます。
ここらへんの機関は普通に説明してくれるだけですので非常に楽です。
とはいえ、この場合でも複数回説明会があって、1回目の説明会では業務について説明し、2回目以降の説明会で選考を行う場合もありますので注意してください。
パターン2.説明会でがっつり選考する
多くの官庁・機関がこのパターンです。
代表的なところでいくと労働局、経済産業局、厚生局などですね。
ほとんどの場合、複数回、説明会(という名の選考会)が行われます。
その結果がよければ囲い込みされ、優先的に次の選考会に案内される、ことになります。
とはいえ、個別説明会自体は一見普通の説明会のようなスタイルで行われる(普通に業務説明や先輩職員との座談会)ので注意が必要です。
普通の説明会と同じ形態でやるなら、どうやって選考してるの?
その辺は割と不透明で正直よくわからないんだよね(´ω`)
とりあえず質問やトーク力でアピールしていけばいいんじゃないかな?
番外編 いきなり面接する
中には業務説明会という名目で呼びつけておいていきなり面接をする官庁もありました。
事前に面接があるという情報を仕入れていない人はその時点で軒並み落とされることになりました。
こういうところは事前にきちんと面接をやるという情報を仕入れておいて、しっかりと対策することをお勧めします。
まろんさんもいきなり面接されたところがあるんでしょ?
僕の場合は通信局がそうだったね。
準備せずに行って普通に落とされた(笑)
官庁訪問・採用面接
ここらへんは普通の面接だと思ってもらって結構です。
ただ、気を付けたいのは予約を取るタイミングです。
官庁側から官庁訪問一日目の午前中を打診されたらほぼ勝ち確定だと思ってください。
「個別説明会が実質的な選考会であって官庁訪問はその答え合わせに過ぎない」と言うのは言い過ぎではないと思います。
しかし、それでも落とされるひともいますので仮に初日午前中に予約が取れたとしても油断しないようにしましょう。
また、仮に初日午前中に予約がとれなかったとしても諦めないようにしましょう。
僕も第一志望の機関の予約が初日の午後しか取れませんでしたがそれでも内々定をいただくことができました。
個別説明会〜官庁訪問の体験談
人事院面接が終わるといよいよ省庁から内定をもらうべく合同説明会、個別説明会、そして官庁訪問を行っていくのですが、元来めんどくさがり屋な性分に加えて、一次試験の点数的に最終不合格だと信じて疑わなかったものですから微塵もやる気がでませんでした。
この時はまだ論文が6段階中6、面接でB評価をもらえて最終合格するなどとは思いもしませんでしたから無理もありません。(ちなみに4cでも最終合格はしていたみたいでした)
そんなわけで、合同官庁説明会には参加しませんでした。
また、個別説明会にも3省庁しか参加しませんでした。
そして官庁訪問に至ってはその中から一つだけを選んでそこだけ参加しました。
結果、そこから内定をもらうことができたので笑い話で済みますが、かなり危ない橋を渡ったものだと思います。
こんな危ない真似ができたのも大手メーカーから内定をもらっていたからこそでした。
個別説明会とか官庁訪問ってよくわからないんだけど・・・
簡単に説明すると、
個別(業務)説明会
説明会と言いながら実質的には選考会、面接会だったりする。
ここで高評価を受けると囲い込みを受け、内定に大きく近づくとされる。
逆に悪い評価だと官庁訪問で門前払いされるおそれもある。
官庁訪問
表向きは志願者が志望する省庁に赴き、自己PRをする場とされているが実際は個別説明会の時点で採用するかどうかが大まかに決まっているとされる。
一つの目安が官庁訪問の予約をするときの時間。官庁訪問初日午前中に予約が取れた、あるいは省庁側から打診してきた場合、個別説明会で高評価を得ていたことがわかる。
逆に向こうからわざわざ3日目以降を指定してきた場合は・・・、お察しください。
官庁訪問は個別説明会での答え合わせなどとよく言ったもの。
ということは個別説明会で実質的に選考が終わってるってこと?
まあ、有体に言えばそうなりますね。ただし、あくまでもこれは一般的な話であって例えば不人気官庁などは例外だと思います。
なんだか釈然としないな~
民間でもインターンでの囲い込みやリクルーター面談などで似たようなことをやっていますしそのへんはある程度仕方ないと割り切るしかないですよ。
でも、まろんさんは囲い込みも何も受けてなかったでしょ?
そうですね(苦笑)私が唯一官庁訪問を行った省庁は1日目の午後からしか予約が取れませんでした。それでも官庁訪問、採用面接を突破したので、必要以上に怖がる必要はないのかもしれませんね。
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