こんばんは、まろんです。
ここ数年は売り手市場と言われて、就活生が有利とされる就活市場。
とはいえ、これから就活を始めるみなさんにとってはやはり怖いですよね。
また、将来の景気を考えるとやはり公務員も受けておきたいと考えるひともいるでしょう。
でも、公務員と併願する時、どうしても気をつけておかなければならないこともあります。
そこで今日は内定を獲得するための基本的な戦略をお伝えしようと思います。
また、公務員試験と民間の就活を併願するメリット・デメリットはこちらの記事にまとめていますから一度ご一読ください。
ある程度公務員試験対策を完了する
公務員試験は6月にあることだし、まだ時間もあるよね?と思う人、甘いです。
あまりにも甘いです。甘すぎます。
例えば民間の場合、3月から説明会が解禁されます。そして6月から面接が解禁されます。
が、水面下では3月からすでにリクルーター面談が始まります。早々に選考が行われているのです。
そのため3月からは猛烈な忙しさとなります。3月以降はなかなか勉強時間も取れずにろくに勉強することができなくなります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
つまり、選考が始まるのは6月以降だから、まだしばらくは勉強できるね、という目論見は甘いということになります。
民間併願者は就活が始まる前までに試験対策を完了せよ
3月以降、勉強時間がとれないということになると、当然、民間併願者は2月までにある程度試験対策を完了しておかなくてはなりません。
具体的に言いましょう。試験科目については一通り手を付けておかなくてはいけません。
しかも、ある程度合格点がとれる、というところまで完成度を高めておかなくてはいけません。
最低でも主要科目に関しては合格点がとれるような状態にまで仕上げておいてください。
教養試験だけしか問われない試験区分の場合
数的処理、文章理解といった知能分野だけは合格点に達していなければいけません。
また、時事についてもある程度手を付けておいてほしいです。
人文科学や社会科学、自然科学といった知識分野は暗記でどうとでもなるので就活の合間に詰め込むだけでもなんとか対処できます。
また、この時期から、やっぱり公務員になろうかな、と考えている人も、教養試験だけなら間に合うことが多いのでチャレンジしてみてもいいかもしれません。
専門試験まで必要な区分を受験する場合
理想論をいいます。専門試験のうち、主要科目である、憲法、民法、行政法、マクロ・ミクロ経済(経済概論、経済事情)は合格点が取れるようにしておいてください。
加えて政治学、行政学、財政学、社会学といったサブ科目についても、受験する試験区分に応じて勉強が進んでいる状態が望ましいです。さらに専門記述が必要な場合、ぱらぱらと眺める程度はしておいてほしいです。
・・・が、この時期ここまで進んでいる受験生はほとんどいないと思います。ですからせめて教養で問われる数的・判断推理と合わせて、主要科目だけはある程度仕上げてある状態にしておいてもらいたいところです。
要は就活が始まる頃に試験があるつもりで勉強しようって話
つまるところはそういうことです。民間併願者はこの1月2月が非常に大事となってきます。
なんとか2月一杯までに合格点が取れるくらいまで勉強して、最悪3月以降ノー勉になってしまったとしても受かるような実力をつけてください。
どれくらい民間を受けるかによって変わってきますが、3月に試験を受けるくらいの心持でこの2か月間を大事に使ってみてください。
自己分析
まずは自己分析です。みなさんは自己分析、やっていますか?
やっている人もいればやってないひともいるでしょうね(当たり前か)
で、自己分析をやってみた人にお聞きしたいのですが、なぜ自己分析をやりましたか?
就活本に書いてあったから、先輩やキャリアセンターの人にやった方がいいよと言われたから、などなどいろいろ理由があると思います。
じゃあなんで自己分析をやった方がいいんでしょう?
実はこれを説明できる人ってあまりいないんじゃないでしょうか。
そもそもなんで自己分析をやるの?
1. 自分の仕事選びの軸を明確化する
これまでも、進学先の学校、勉強したい専攻分野、部活やアルバイト、習い事など、さまざまなことを選択してきたと思います。そこには、自分なりのこだわりや思いがあったり、何気ないことから選択したりと、さまざまな人がいると思いますが、それでも数多くの選択肢がある中、それを選択した理由はどこにあったのでしょうか。あらためて考えてみてください。
そして、仕事選びや会社選びも、そんな人生の選択の一つ。自分なりの考えや価値観を大切にすることで、“あなたに本当に合う会社”を選び抜くことができるでしょう。そしてこれが、最近面接でも聞かれることの多い「自分なりの企業・仕事選びの軸」ともつながるのです。では、次は○○に当てはまる言葉を口にしてみましょう。
「自分は今までいろんなことを○○という価値観で選択してきたから、仕事でも○○を大事にしたい!」
どうですか? そう言われても簡単には答えられないのではないでしょうか。
そこで、自分が今までやってきたことを自分なりに振り返ってみて、自分が大事にする(したい)価値観を明確にしていくことが大切なのです。2. 自分自身を他人にわかりやすく伝える
就活では、自分のことをまったく知らない人に、自分はどんな人で、何を考え、どういう個性があるのかを、短時間に伝える必要があります。
ところが、これがやってみると意外に難しいものです。自分のことは自分が一番わかっているつもりでも、いざ明確に伝えようとすると、何から言えばいいかわからなくなってしまいがちです。また、「自分なんて大したことをしてこなかったから、何も言えない」と戸惑う人もいるでしょう。しかし、就活で求められるのは、出来事の大小ではなく、「自分がどういう人なのか」を伝えること。そのためには、日常のさまざまな場面に表れている「自分」を把握しておくことが何よりも大事なのです。
そこで、自分を客観的に整理して、理解しておくことが必要になります。社会に出るにあたって「日ごろの自分がどんな人なのか」を自分で明確にしておく。それが自己分析の大きな目的の一つです。
リクナビさんのホームページからざっくり引用してきました。
要するに自己分析というのは自分がどういったことがやりたいのかを確かめてそれに合った企業や職種を選択するためにするものといえますね。だから就活を始めるにあたってまずは自己分析から始める、というのは一見妥当に思えます。
注意:自己分析のやりすぎに注意
多くの就活生はここで間違いを犯しちゃうんですよ。自己分析をやりすぎちゃうんですね。
それでいつまでたっても自己分析ばっかりやり続けて肝心の就活自体がおろそかになってしまうんです。
確かに、自己分析が適切にできればエントリーシートを書くヒントくらいなら得られるかもしれません。
面接で使えるネタも増えるかもしれません。志望動機も書けるようになるかもしれません。
仕事選びの軸なんて就活をやってると確実にブレる
就活をやっていると、軸なんて普通にぶれます。
最初は地元なんて嫌だと思っていた人間が地元企業のインターンに行ってあっさりそこに就職したいとか言い出したり、メーカーなんてダサいとか言っていた人が最後には諸手を挙げて入社したりなんてことは星の数ほどあります。
そもそも社会に一度も出たことのない学生は企業のことなんて知らないことだらけです。
世の中にある職業のほんの一部分しかしりません。そんな状態で自分のほんとうにやりたいことなんてわかるはずもありません。(というか世の中のほとんどの人が分かってないんじゃないかなぁ、僕も含めて)
どうせ聞かれることなんて大学中に何をやってたかくらい
自己分析で自分史とかも書かされたりするわけですが、どうせ就活の、それもほんの数分程度の面接で聞かれることなんて大学中の出来事しか聞かれませんよ。
あなたの中学時代や高校時代になにをやってて~なんて話まで触れる時間は残念ながらありません。聞かれるとしたらあなたが大学時代に一番力を入れていたことは(ガクチカ)?くらいなものです。
逆に自己分析で発見した自分の昔のことなどを披露するなら、こいつは大学でなにもやってないんだな、というレッテルを面接官に与えかねません。自己分析で得た自分に関する知識を披露する場といえばせいぜい志望動機に強引にこじつけるときくらいなものでしょうが、そんなものはわざわざ自己分析せずともすぐに思いつくものでしょう。
例えば保険会社を受けるなら、小さいときに怪我しました、保険に入っていて助かりました、その経験から私も保険業界で人を助けるお手伝いをしたいです~、みたいな。
自己分析で大事なことは面接で話せるネタ作りという意味合いが強い、ということだけでも押さえておいてください。
業界研究に時間をかけよう
自己分析と同時に業界研究もおこないましょう。業界研究とは、金融業界だったり、製造業界といった業界毎に大体どんな企業があってどんな仕事のつながりがあるのかを知っておくことになります。
自分の志望業界を絞るのにも役に立ちます。
就活生は案外ここを疎かにしがちです。世の就活生は企業を知らなさすぎます。就活生に人気な企業ランキングでも軒並み見たことのある大企業ばかりです。
ブラックとして名高い企業すらランキング上位に入っていることも多々あります。
ブラック企業に行きたい学生なんてどこにいるでしょうか?
それでもランキングに入るあたり、よっぽど知らないんでしょう。(まあ私も人のことは言えませんでしたが・・・)
ですが、業界研究をしっかりやっておくと社会人と話す機会でボディーブローのように活きてきますのでぜひやってもらいたいところです。
合同説明会に参加する
一番簡単な業界研究のやり方は合同説明会的なイベントに参加してみることです。
特に就活解禁前の秋や冬に開催しているイベントは業界について説明してくれることが多いのでとても勉強になります。
就活中はもちろん、就活解禁前から業界研究の一環として合同説明会のようなイベントが開催されます。
業界研究セミナーだったり、インターン説明会といった名称でです。
毎年毎年、この手の説明会は意味がないと断言するひともいます。恥ずかしながら私も初めてこの手の説明会に参加したときはそう思いました。ですが、正しい回り方をすればこのような合説は非常に有益となります。
合説ってなんで行くの?
合説に行く目的ってなんだと思いますか?端的にいうと業界研究のためです。どんな業界があって、その業界ではどんな企業があって、どんな仕事をしているのかが説明を聞いていくうちに自然と頭に入っていきます。
また、自分の知らない企業とたくさん出会うことも目的のひとつです。就活生は就活を始めたばかりのころは企業名をほとんど知りません。知っているとしたらせいぜい銀行や食品会社、旅行会社くらいなものでしょうか。とりあえず就活生に人気の企業ランキングに載っている企業くらいなものでしょう。
合説に行くと自分の知らない企業と知ることができるチャンスというわけです。
合説の回り方
合説に行ったらまず受付でその日に来ている企業一覧みたいな用紙をもらいます。そして説明を聞きたい企業のブースを回るというのが一般的な流れになるわけですが、その時のポイントを順に説明していきます。
ポイント1.有名企業のブースには立ち寄らない
合説に行くと誰もが犯してしまう間違い、それは自分の知っている企業ばかりに行ってしまうことです。
自分がしているということはほかの就活生も当然知っているということです。
自然とその企業のブースは人だかりができてしまってうまく聞けません。
また、そういった企業の説明会では十中八九ホームページやパンフレットを読めばわかるような内容を垂れ流しているだけです。そしてそんな企業のブースばかり回った就活生はどう思うでしょう?
「合説なんて意味がない」こう思うのは当たり前です。
こういったブースに立ち寄るのははっきり言って時間の無駄です。
ポイント2.人が全然いない企業のブースに行こう
合説に行ったらとりあえずもらった一覧の中から自分の知っている企業を除外します。
そして残った企業の中から自分の興味のある業界が決まっている人はそこと関係のある企業へ、まだきまっていないひとはとりあえず人の少ないブースを中心に回ってみることをおすすめします。
企業の人とがっつり話すことができる
最大のメリットはこれです。人数が多いとどうしても一方通行な説明に終始してしまいがちですが、人数が少なければ企業のひとと自分たちとで相互に参加しながら話し合うことができます。
例えばメーカーだったとしても自分が文系ならそれに則した話をしてくれる可能性が高くなり、有益な情報がつかみやすくなります。企業によっては人事の人とマンツーマンなんてこともあったりします(笑)
実際、私もそうなったことが何度もあります。そんなときはめちゃくちゃ緊張しますね(笑)
選考で優遇されることも
合同説明会ではあまり内定に結び付かないというのが一般的です。ところが、人数の少ないブースですとそこで人事の人や採用担当者に顔を覚えてもらうことが可能です。就活解禁後ですと場合によっては名刺を渡されて個別に呼び出しを受けたりするなんてことが普通に起こります。
人気のない企業ですと、そもそも就活生自体集まらなかったりします。それを避けるためにせっかく足を運んでくれた就活生をなんとか囲い込もうとしてきたりします。特にBtoB企業はその傾向があります。
ポイント3.人気企業には終わりのほうに行こう
合説が始まったばかりですと人気企業には人がごった返しますが、さすがに夕方になってくるとひとが減ってきます。どうしても人気企業、有名企業の説明を聞きたいという人は合説が終わりがけのときに行ってみるといいかもしれません。
ポイント4.不用意に自己アピールをしないようにしよう
これはどこの合説に行ってもいますが、やたら自己アピールが激しい就活生です。説明会で自分について語られても進行の邪魔になるだけです。人事からみるとこの手の就活生はうっとおしいことこの上なく、もしも面接ならとっとと落としたい類の人間です。
また質問でアピールしようとするのもやめていきましょう。企業側からみるとそんなことで合否を決めたりしません。ただし、適度に質問してくれるなら、場を盛り上げるという意味で歓迎されます。悪印象を残さないためにも、自己アピールはほどほどにしておきましょう。
ポイント5.できれば一人で回ろう
これもよくありがちですが友達と一緒に来る人たちがいます。ですが、友達同士で来て、なにか身になるでしょうか?たいていその友達に気兼ねしてしまうことでしょう。
また、自由に行動することができないことが多いです。数年後には社会人なのですからいつまでも誰かと一緒にいないと不安、なんて言わないでおきましょう。
ポイント6.学内合同説明会は必ず行こう
大学でやっている合同説明会は必ず行きましょう。これはマストです。インターン、OB訪問、学内合同説明会の3つのうちどれかひとつに行くとなったら、私なら迷わず学内合説に行きます。仮に他所でやってる合説に行かないとしてもこれだけは行きましょう。
学内合同説明会は内定直結イベントです。繰り返します。学内合同説明会は内定直結イベントです。
インフルでも行きましょう(やめなさい)
TOEIC
就活で有利になる資格はと聞かれればまず間違いなくTOEICと答えるでしょう。
大体800点くらいとっておけば就活で困ることはないと思います。
就活が解禁されるまでにそれくらいの点数を取っておけば安心して就活に臨めます。
SPIと同様、就活が始まってしまうと勉強時間なんてとれません。勉強できるうちにやってしまいましょう。
自己PRを完成しよう
次の段階は自己PRを完成させることです。どうせどこの企業でも
- 大学生(あるいは今までの人生)のうちで一番がんばったこと、いわゆるガクチカ
- 大学の研究内容
- 志望動機
か、これらを発展させたことくらいしか聞いてきません。これはエントリーシートでも面接でもそうです。
企業によっては変にオリジナリティを出してこようとわけのわからんことを聞いてきたりしますが、それは個別に対策を立ててください。まだその段階ではありません。
ここで重要なのはとりあえず書いてみるということです。そして必ず志望動機、ガクチカ、その他についてはとにかく一貫性を持たせることです。これができているかできていないかで内定が取れるかとれないかが大きく変わります。
もちろん、具体的な志望企業を決めていない段階で志望動機など書けるわけがないと思われるかもしれません。そこで、適当に興味のある企業のインターンに申し込んでみるというのをおすすめします。
もう今からインターンに申し込むのは・・・という人は就職四季報でもみんなの就職活動でもいいので適当な企業(これはもうなんでもいいです)を探して志望動機をでっちあげてください。そうやってとりあえず自己PRを完成させます。
就職相談室に行こう
インターンに行った方がいいのか、エントリーシートの書き方ってどうすればいいのか、自己分析や業界研究のやり方は・・・などなど就活中にさまざまな悩みを抱えると思います。で、多くの人はマ〇ナビやリ〇ナビといった大手サイトを頼ったり、果ては胡散臭い就活塾なんてものに駆け込んだりします。
そんなものに頼らなくても(頼ってもいいですけど)、あなたが通っている大学が無料で提供してくれている素晴らしい施設があるのをご存知ですか?
そう、就職相談室(キャリアセンター)です!
みなさんは、大学にある就職相談室(キャリアセンター)を活用できているでしょうか?
まずは自分の大学にある就職相談室(キャリアセンター)に行ってそこで調べ物をしてみましょう。
自分の大学からどこの企業に入社しているか
大半の就活生の失敗は身の丈に合わない超大企業を受けることです。
そして、そんな大企業ばかり受けて見事に全滅、「無い内定」なんて事態に陥ります。
そんな事態だけは避けなくてはいけません。
そこで、まずは自分の大学の就職相談室においてある資料を閲覧するのです。自分の大学から一人も行っていない、あるいは行っていても何年かに1人だけという企業群(同レベルの企業ということ)にエントリーするのは時間の無駄でしかありません。
だって、受かる見込みがないのですから。あなたがずば抜けて優秀だったり、なにかほかの人には絶対真似できない特技を持っているというのなら話は別です。そうではないのならもっと現実的なところを目指しましょう。
※チャレンジ枠で数社だけ受けるというのなら止めはしません。
就職相談室、かなり使えます!
はっきり言いましょう。ほとんどの大学生が抱える就活の悩みの90パーセント以上は就職相談室に行けば解決します。そう断言させていただきます。
その最大の理由が
その大学に合ったアドバイスができるからなんですね。
就活生にとって有益な情報とは
そもそもですよ、就活生にとって有益な情報ってなんだと思いますか?
それは自分の出身大学からどれくらいのレベルの企業に行くことができるか、ですよ?
だって、
- 自分の大学から一人も行ったことのない企業ないし、企業群
→まず受からない
→受けるだけ時間の無駄
- 行っていたとしても数年に1人とか2人のようなごく少数の企業
→例外中の例外、自分がその例外に該当するかどうか
→基本的に受からない
そんな企業は受けるだけ無駄です。
逆に
- OB・OGが何人も在籍している企業ないし企業群
→受かる可能性はある
→こういった企業に狙いを絞る
こういう企業を中心に受けてみればどこかには受かります。
そしてこのような情報は大学の就職相談室にいけばたいてい揃っています。
志望業界や企業はこういった絞り込みを終えてからするべきです。ましてや企業ごとに変わるエントリーシートの書き方や面接のやり方に頭を悩ませる必要はありません。さらに言えば就職相談室ではこういった情報についても情報を提供しています。これを利用しない手はありません!
また、そのほかに心配事や不安があるなら普通はキャリアカウンセラーがいるでしょうからそういう人たちに相談すれば万事解決するでしょう。ましてや大学に授業料を払っているのですから、それを使わないというのはもったいない話です(笑)
就活塾などが就職支援室は使えないという理由
これも少し考えればわかることでしょう。就活塾などにとって就活生はお客様です。
悪い言い方をすればカモです。当然カモに逃げられては食べることはできませんよね?
というわけで就活塾などは就職相談室を否定しにかかるのです。
「就職支援室は就活なんてやったことのない素人(公務員)がやっているから役に立たないい」、と。
実際には就活塾を運営している側の人間も同じようなものだったりするのですが(ごにょごにょ)
(現実的な)志望企業を見つけよう
ここでようやく、自分のやりたいこと、行きたい企業という話になります。
先ほどの資料の中から自分の大学から複数人入社している企業をピックアップします。
そしてその企業の中から自分の行きたい志望企業を選び出します。
あるいは自分がやりたいことができそうな企業を選びます。
これでめでたくあなたが目指すべき現実的な企業が判明しましたね!あとはその企業に的を絞って就活を頑張っていくだけです。
企業研究&OB訪問
ある程度行きたい企業が絞れてきたら、その企業について深く調べてみましょう。
その際、OB訪問をしてみるとより具体的に理解することができるのでおすすめです。
こちらも面倒くさいですがやっておくと就活の捗り具合がまるで違いますのでやっておきましょう。
今ならBizreachやニクリーチなどのOB訪問サービスも充実してきています。
こういったツールを活用して少しでも就活を有利にすすめていきましょう。
また、インターンに参加することで企業研究をすることも可能です。
企業研究のやり方
では、具体的に企業研究とは何でしょうね?
特にあなたが受ける企業や内定をもらった先がブラックかどうかは是非とも知りたいですよね?
しかしながら実際、ブラック企業かどうかはそこで働いている人にしかわかりませんし、「ブラック」という基準も人によって異なります。ここでは便宜的にブラック企業の定義を離職率が高くて、長時間労働をさせられる企業、ということにしておきましょう。
ひどいときだと、傍から見たらどう考えてもブラック企業だろ、と思う企業に勤めていても、そこで働いている社員は全然ブラックじゃないと言い張るかもしれません(ある種洗脳されているともいえますが・・・)
だからそこの社員さんに聞いても無駄な可能性もあります。あと頼りになるのはネット上の情報ぐらいなものですが、それだけで決めるのもちょっと怖い。
では、学生の立場からある企業がブラック企業かどうかを知るにはどうすればいいでしょうか。
そのためにはご存知、就職四季報を使えばいいんです!
就職四季報とは
就職四季報とは、その名の通り会社四季報の姉妹版であり、新卒で入社予定の学生向けに書かれた会社案内のようなもの、と認識してもらえればいいかと。ここには学生が知りたいと思う企業の情報がこれでもかと載せられています。
例えば離職率や採用実績大学、果てはエントリーシートやグループディスカッションの題材、テーマまで掲載されています。正直、本気で内定を目指すなら最新版を1冊くらい買っておくべきです。
とりあえず離職率、採用者数、残業時間を確認!
前述のとおり、就職四季報には企業についてさまざまな情報が載せられています。ある企業がブラック企業かどうか手っ取り早く調べるには離職率、採用者数、そして残業時間を確認してみてください。
離職率
とりあえず離職率に関しては3年離職率が20パーセントを一つの目安としてみてください。就職して3年以内に同期の5分の1以上がいなくなるのはさすがにヤバいですね。ただ、離職率が高いだけで即ブラックと決めつけるのは早計です。その企業独自の事情がなにかあるかもしれません。
採用者数
その次に採用者数を見てください。ただ採用者数が多いだけなら別に構わないです。ここでいう多いとは大企業ならとりあえず50人以上、中小企業なら10人以上を目安に考えてください。まあこれは企業によりけりなので人数は目安にしかなりません。一応、同規模の同業他社と比較してかなり多い場合は採用人数が多いと判断してもらっていいです。
採用者数が多いのと、離職率が高いという事実が重なると、一気にブラック率が高くなりますね。大量採用で新入社員を使いつぶしているのが目に見えますから。
残業時間・有給消化率
そして念のため残業時間も確認しておいてください。さすがに60時間を超えてくるようなら考え物です。ただし、メーカーなどは工場などで働いている人たちも含めている可能性がありますので、残業時間が長い=ブラックとはなりません。
しかし、有給消化率(日数)が異様に少ないというのは少しヤバイです。具体的には有給消化日数が一桁なら今の時代ちょっと危険かもしれません。長時間労働が慢性化していると言えるのかも。
高離職率、大量採用、そして長時間労働、この3つの要素が重なると、その企業がブラックである可能性はかなり高いといえます。
「NA」はヤバイ!
就職四季報をみると「NA」と書かれている項目があるかと思います。NAとはNO ANSWERのことです。
要するにノーコメント、企業にとっては答えたくないものです。
何かしらの理由があって正直に答えることができないという意味でもあります。
で、もしもこの「NA」がさきほど挙げた、離職率、採用者数、残業時間に付いていたら入社するのは覚悟しておいた方がいいでしょう。答えられないほど悪いという証拠になりますから(採用者数にNAがつくのはよっぽどないですけどね)
インターン
みなさんはインターンに行っていますか?もはやインターンは必須といえます。
インターンなんて行って意味あるの?という人もいます。たしかに参加するだけで面倒くさいですし、インターンに行ったからといって必ず内定に結び付くというものではないです。
面倒、だけど行った方がいい。そんな感じで思っているんじゃないでしょうか。結論から先に言ってしまうと、インターンなんて行きたくなければ別に行かなくてもいいです。ただし、申し込みだけはしてください、ということになります。
インターンに行くと選考で有利になるの?
インターンに行く理由として選考に有利になるからというものがあります。
確かに、企業としても(表には出さないものの)インターンで優秀そうな学生がいれば特別に優遇したりします。
こんなものはいくらでも事例があります。
逆に企業側に優秀だと認められなかった場合、取り立てて選考で優遇されるということは起こりえない、場合によっては悪い評価をされて本選考で門前払いを食らう恐れもあります。とは言え、インターンに参加することで志望動機を作ることもできます。また、東京海〇日動などはインターン参加者をやたらと優遇することで有名です。
ですからできる限りインターンに参加しておくといいでしょう。
最悪の場合でも申し込みだけはしよう
実はインターンで大事なのはインターンに参加することではありません。むしろインターンに申し込んで選考を受けるということが最大の目的であり、インターンの最大の価値です。
誤解を恐れずに言えば、インターンというものはその選考に通った段階でその役割の8割以上が終わっています。もちろんここでいう選考とはちゃんとエントリーシート、適性検査、面接を実施していることですよ?
間違っても抽選や早い者勝ちのものではありません。
インターンの選考は本選考の練習になる
インターンに申し込む目的、それは本選考の練習にほかなりません。インターンに申し込むためにエントリーシートを書くことで自己分析にもなります。WEBテストを課すところもあるのでその対策のためにSPIや玉手箱を勉強したりもします。そしてそういった準備は本選考でも当然生かされます。
インターンに参加した人のほうがインターンに参加していない人よりも内定率が圧倒的にいいというデータもあります。それはおそらくインターンに参加したことよりも、その準備が本選考の練習になっていたからではないでしょうか。
就活が解禁されてからようやく自己分析を始める人と、すでにエントリーシートのひな型も完成し、適性検査対策もしているひととでは内定率に差がでるの当たり前のことです。
webテスト対策
こちらも大事になってきます。就活解禁されてからやればいいと考えているひともいますが、甘いです。
就活が解禁されると、毎日忙殺されて勉強する暇なんてありません(事実)
まだ余裕がある今のうちにしっかりと対策しておきましょう。
高学歴の人でも人気企業になるとwebテストの出来次第では普通に足切りにあったりします。
少なくともSPIだけでもやっておきましょう。
詳しくはこちら
まとめ
公務員と併願する場合、スケジュール的にかなりカツカツになります。
ですから早め早めに動いて確実に内定をものにしましょう!
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